こんにちは。アーキセンスです。
今回は、木造住宅の脅威とも言えるシロアリについて、お話をしたいと思います。
早くシロアリの存在に気付くにはどうしたらいいのか。
そして、見つけてしまった時にはどうすべきなのか。
シロアリの確認方法と対策を知って、先手先手で対応していきましょう!
シロアリはなぜ家を食べるのか?
シロアリは、雑食性の昆虫です。なので、「家が好き」というわけではなく、いろいろ食べるものの、中でも「木材を好む」ということ。家だけでなく、電車のまくら木や木製の柵、農作物なども食い荒らしてしまい、大きな被害を生じさせてしまう厄介な存在と言えるのです。
そして怖いのは、木材の匂いを感知すると、そこにコンクリートやケーブル、断熱材など障害物があったとしてもかじり、掘り進めて行くだけの強靭なアゴを持っているということ……。
狙われると、一大事!
だからまずは、シロアリを入り込ませないこと!
もし入り込んでしまったなら、後回しにせず、すぐに対策をすること!
でないと、その被害は甚大で、大変なことになってしまうのです。
築何年くらいから気にするべきなの?
「うちは新築だし、大丈夫!」と思っているなら、それは危険です。
というのも、『必ずしもシロアリの発生率と築年数が比例するわけではない!』から。
確かに、建物が古くなることで発生率は上がる傾向にあります。とはいえ、新築だからゼロかと言われると、決してそうでもありません。
- 湿気
- 風の入り込まない環境
このふたつが揃ってしまうと、新築住宅であっても、とても危険な状態!
シロアリからすると、木造住宅はごちそうだということを意識しておかなければなりません。
シロアリを確認する方法とは?
こわーいシロアリ。プロでなくても、確認できるのでしょうか。
シロアリを確認する方法……まずはその前に、シロアリの特性について知っておきましょう。
シロアリの特性
- 乾燥に弱い(イエシロアリの場合は生息可能)
- 光に弱い(日差しに当たると死んでしまう)
- 風に弱い
- 湿気を好む
- 湿度の高い床下から家屋に侵入する
- 基本的に、一度巣を作ると、自然に居なくなることはない
- 蟻道(土を固めたような線状のもの)を作って移動する
以上が、シロアリの特性です。
では、それを踏まえて、シロアリを確認する方法について見ていきましょう。
シロアリを確認する方法
シロアリの特性より、その侵入経路は床下であることが分かりました。つまり、床下の確認がとても重要だということ!潜れるようなら、そこに蟻道(下の写真のようなもの)がないかチェックしてみましょう。
プロでなくても、ざっくりと確認するだけなら、大丈夫です。
ちなみに蟻道は、床下でなくとも、湿度の高い方向にある外壁や、地面に近い部分の外壁にできていることもあります。
床下や湿度の高い場所で蟻道が見つかったなら、これはほぼ確実!すぐに、シロアリ駆除業者に依頼をし、シロアリ駆除を行っていきましょう!
また、蟻道の他に以下のような症状があれば、シロアリ被害の危険性があります。
生活をする中でのちょっとした異変、変化を、見逃さないようにしてくださいね!
- 柱など叩くと、ポコポコ軽い音がする
- 床や畳に、ギシギシ軋む場所がある
- 家や家まわりの木製部分に、湿って腐っている箇所がある
- 玄関の上がり框とタイルの継ぎ目に土が付着している
- 室内の木造部分に、覚えのない穴やへこみ、変色ができている
- 床下に、シロアリ以外の昆虫が多く生息している
お困りの際は、アーキセンスへ!
今回は、シロアリの確認方法について書いてきました。
家は、とても大切なもの。シロアリ被害を未然に防げるよう、ぜひ対策をしていきましょう!
そしてその方法としてお伝えしたいのが、以下のふたつ。
ご自身で行う日々の予防と、プロによるシロアリ点検。
このふたつはセットと考えて欲しいと思います。
まずは、ご自身による日々のチェック。
やはり、いつも住まれている住人だからこそ、小さな変化にも気づけるもの。
「あれ?」という異変をいち早く察知することは、とても重要です。
そして、シロアリ駆除業者による本格的なシロアリ点検及び、防蟻処理。
目安としては、5年に1度で行っていきましょう。
中には、駆除もご自身で……と考える方もおられるようですが、シロアリの駆除は簡単ではありません。まず、薬剤には予防と駆除の2種類があり、それを場合に応じて選ばなければなりません。そして中には、ペットに害を及ぼす薬剤もあり、間違うと危険です。
それに、「シロアリ発見!でも、そこに直接噴射してはいけない!」というルールもあるのですが、このような判断は、素人では難しいですよね。
だからこそ、駆除や防蟻に関しては、プロにお任せするのが賢明と言えるのです。
ちなみに上記の答えは、「大量のシロアリがバラバラに逃げ出し、被害を拡大させてしまう可能性がある」から。気づかずにやってしまうと、大変なことに……。
『蟻道を発見した』『シロアリ被害が心配』『防蟻処理をしたい』など、お困りの際は、お気軽にアーキセンスへお問い合わせ下さい。広い視点で、アドバイスをさせていただきます!