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お役立ち情報2022.06.10

間違った断捨離の方法で、暮らし辛くなっていませんか?

間違った断捨離の方法で、暮らし辛くなっていませんか?

こんにちは。アーキセンスです。
少し前に流行った断捨離。要らない物を捨て、生活を軽やかに。
「フランス人は10着しか服を持たない」なんて本も話題になったほどでした。
でも、真の断捨離とは、捨てることが目的ではないということ、ご存じですか?
今回は、「その“捨てる”大丈夫?」を考えていきたいと思います。

断捨離とは、“捨てる“ことではありません!

“捨”てる、という文字のインパクトが強く、“要らないと判断した物をじゃんじゃん捨てていくこと”を断捨離だと勘違いされている方が、多くおられます。そして、いつしか“捨てる”という行為にハマり、気が付くと大事な物や本当は必要な物まで捨ててしまい、後悔しているという声も……。

アーキセンスがお客様とお話をする際にも、お引越しに向け、「荷造りと一緒に、断捨離も実行している」という声が時おり聞かれるのですが、実は、バタバタとしたタイミングでの断捨離はお勧めできません。
その理由と共に、”間違った断捨離”とは?、そして“真の断捨離”についても、書いていきたいと思います。

断捨離というワードが流行ったのは、2009年のこと。片付け術を説く、一冊の本がきっかけでした。
しかし、言葉の誕生はもう少し古く、1976年より存在しています。それは、ヨガの思想として。

  • 断行(だんぎょう) 不要な物を断る
  • 捨行(しゃぎょう) 不要な物を捨てる
  • 離行(りぎょう)  物への執着から離れる

この3つの思想の中で本当に大事なことは、“断”だと説かれています。
何かが手に入るその時、本当に必要な物なのかを考えること。あまり必要としていないのであれば、取り入れないこと。それができていれば、そもそも物が増えることはありません。

そして、そのような生活をする中で、いつか物を処分する段になった時、“モッタイナイ“に固執するのではなく、”捨”てる勇気を持ちましょう。

そのような生活を心がけていくうちに、結果、物への執着から“離”れることができるようになるのです。

この一連の流れこそ、断捨離。
つまり、“捨”と“離”は後々付いてくるものであり、力を注ぐべきは“断”だということ。
これさえ間違えなければ、断捨離で辛い想いをすることは無くなるはずなのです。

この断捨離の方法、ココが間違っています!

断捨離を間違えて捉え、“断”ではなく、“捨”に力を注いでしまう方がおられます。
すると行き着くのが、大掃除や片付けです。

例えば、服。
1着、1着、吟味を重ねていくと、一人分で半日。家族全員分だと数日かかってしまうことに。
時間のロス、大きいですよね。
しかも、次第に面倒になり、判断力が鈍り、捨てた後に「あ、必要だった……しまった!」となることも少なくありません。

また、その他の失敗の原因としては、片付けの指南本に、“想い出”の取り扱いはあまり書かれていないこと。指南本によく書かれている「1年使わなかったら不要な物」という提案は、想い出の品には決して当てはまらないものと、理解しておきましょう。
もし無理に当てはめ、処分をしてしまえば、あとから大きな後悔となって押し寄せてくるでしょう。

「断捨離をして心軽やかになるはずだったのに……なぜ?」という結果になっては、まったく意味がありません。
だからこそ、実行するべきは“断”!
しっかりと、覚えておいて欲しいと思います。

溜まりに溜まった物は、こう処分する!

とはいえ、もうすでにかなりの物が溜まってしまっている場合、“断”だけでは追い付かないこともあるかと思います。そのような場合は選別し、捨てていかなければならないのですが、そこで気をつけて欲しいのは、一度に大量を目指さないこと!

時間やエリアを区切りの目安にしてしまうと、片付けに焦りが生まれ、判断間違いに繋がってしまいます。
極端に言えば、「1日、ひとつだけ捨てる」だけで構いません。
それでも、1年後には、365個の物が減っているのです。
これって、すごいこと!
1日ひとつの判断であれば面倒ではありませんし、判断ミスも起こりにくいでしょう。
それに、ゴミ出しへの影響も少なく、良いことづくめ!
ぜひ参考にしてみてくださいね。

断捨離とは、物への執着から離れることを目標として、
必要な物と不要な物をきちんと見極め、断っていくことを言います。
手に取る時にこそ厳しい目を持ち、間違っても、たくさん捨てることを美徳としないように。

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”収納しやすく取り出しやすい”ことに注目したおうちづくりを行っています。
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