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お役立ち情報2022.11.08

建ぺい率50%でも広見えする家を作る!

建ぺい率50%でも広見えする家を作る!

こんにちは。アーキセンスです。
日常生活ではあまり使わない“建ぺい率”という言葉ですが、家を建てる時、とたんに良く聞く言葉となります。
「建ぺい率って一体なに?」
「建ぺい率は高いほどいいの?」
など、建ぺい率の疑問に答えていきたいと思います。

建ぺい率を知る

建ぺい率とは、敷地面積に占める建築面積の割合を指す言葉です。
『土地面積200㎡・建ぺい率50%』というように使われ、この場合だと、家が建てられるのは100㎡となります。
余っちゃう他の部分はどうなるの?と思うところですが、その他の部分がお庭や駐車場となり、フリースペースとして使うことになります。

そこで思うのが、「広い家を建てたければ、建ぺい率が高い土地を探さなくちゃ!」ということではないでしょうか。
確かに、広い家を建てようと思えば、そうなりますよね。
しかし、一概にそうとは言えない理由が……。
というわけで、理由について、以下、しっかりと見ていきましょう。

建ぺい率がある理由

建ぺい率があることにより、土地のサイズをめいっぱいに使って家を建てることは、叶いません。
せっかくお金を出して買った土地なのに、それってなんか損している気分……って思ってしまいますよね。
しかし、建ぺい率にはとても大切な意味があるのです。

安全の確保

建ぺい率があることにより、隣家との間に適度なすき間が確保されます。それにより、緊急車両が作業しやすいなど、万が一の災害時に防火活動が行いやすくなりますし、延焼を防いだり、逃げ道を確保するなど、すき間の効果は抜群です。
日本は地震大国です。日頃、火事に気をつけていたとしても、思いもよらぬ出火の可能性をゼロにすることはできません。
建ぺい率は、防災という観点に大きく貢献しているのです。

快適性の向上

敷地に余裕があるということは、風通しや日当たりの確保にも繋がります。
「思いのほか高い建物が隣の敷地に建ち、日照権が侵害されてしまった。」というトラブルは後を絶ちませんが、それでも、風も通らないほどの侵害にならずに済んでいるのは、建ぺい率というルールがあるおかげだと言えます。

建ぺい率ってどのくらいがいいの?

今回は、第一種住居地域(住宅やマンションの他、3000㎡以下の店舗や各種施設、50㎡以下の危険性の少ない工場が建築可能な地域)について考えていきます。

第一種住宅地域の場合、都市計画の定めにより、建ぺい率は50%・60%・80%のいずれかであることが決まっています。(見当をつけた土地の正確な建ぺい率を知るには、市役所の建設指導課、もしくは都市計画課に尋ねると教えてもらえます)
こう見ると、「建ぺい率50%は半分しかないから損。建ぺい率80%の土地を探そう!」となってしまいそうですが、実はそうでもないのが面白いところ。
建ぺい率の考え方について、見ていきましょう。

※ 第一種住居地域についての詳細は、国土交通省の用途地域をご覧ください。

建ぺい率50%のメリット・デメリット

メリット

建ぺい率が低いほど、高級感溢れるイメージとなります。
庭が広く、ゆったりとした住宅街。テレビドラマで見るような、海外の住宅がそんなイメージですよね。

デメリット

敷地面積が小さいと、自ずと建物面積も小さくなってしまいます。
本来望んでいた広さやデザインが実現できないこともあるでしょう。

土地を贅沢に使うことで得られるゆったり感は、後からはどうにもできない部分です。こればかりは、低い建ぺい率でないと叶いません。
反面、建物面積が小さくなってしまう点については、昨今、狭小な敷地であっても配置をうまく行うことで快適性の向上が可能となっており、設計の腕次第でどうにかなる部分もあるもの。もちろん、土地の形や施主さんの希望によって難しい場合もありますが、実際のところ、建ぺい率50%が希望を阻害してしまうのかどうかは、プロによる判断が必要不可欠。
「無理かも……」と諦める前に、ぜひ、アーキセンスにご相談ください!あらゆる可能性を一緒に考えていきましょう。

建ぺい率とセットで気にして欲しい容積率

建物には、建ぺい率の他、容積率という定めもあります。
容積率とは、2階建てや3階建ての場合、すべての床面積を合計した数値のこと。
つまり、『建ぺい率50%・容積率100%』の場合、建ぺい率をめいっぱいに使って家を建てた場合、3階建ては建てられない、ということになるのです。
ただ、加算しなくてもいい部分があり、それを上手く使うことで、広く感じる家づくりが可能です。

容積率に加算されない部分とは

地下室

延べ床面積1/3以下の地下室については、延べ床面積に加算されません。

ロフト

高さが1.4m以下のロフトは、延べ床面積に加算されません。

ベランダ・バルコニー

幅2m以下のベランダ・バルコニーは、延べ床面積に加算されません。

駐車場

柱や屋根のない駐車場は、建物とはみなされないため、容積率に加算されることはありません。また、屋根のある駐車場でも、建物全体の1/5までは延べ床面積に加算されません。

住みよい家に、建ぺい率は関係なし!

建ぺい率や容積率は、穏やかな暮らしを守るために作られたルールです。
「素敵な土地だけど、建ぺい率50%だし……。もっと建ぺい率の高い土地を探した方がいいのかも。」なんて思っておられる方、ちょっとだけ、アーキセンスにお時間をください!

例えばアーキセンスなら、以下のようなご提案が可能です。

  • 吹き抜けを設け、2階の床面積を縮小する。
  • 延べ床面積に加算されないロフトを作る。
  • 大き目のルーフバルコニーを取り入れる。

すると、延べ床面積が減算されますよね。
つまり、『建ぺい率いっぱいに建て、外観からはどっしりと大きな住宅に見えつつも、実は容積にはまだ余裕があり、3階建てが叶う』という方法もあるのです。

アーキセンスなら、ルールの中で、住みよく暮らしやすい家づくりが可能です。
建ぺい率50%でも窮屈に感じないお家を、一緒に作っていきましょう!

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